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2021.03.15

資産活用通信2021年3月号「同じ土地でも価格は5つ 違いを知っておこう」

 実勢価格 ~実際に取引された土地の価格~

実勢価格は、実際の取引価格であり、土地を売買する際の地価の目安になります。
土地の売却や購入を検討する際には、実勢価格だけでなく、以下に説明する公示地価や相場なども確認する必要があります。

公示地価(公示価格)~国が公表する土地の目安価格~

公示地価(公示価格)は、国土交通省が標準地として選定した土地(令和2年は2万5,943か所)の1月1日時点における1㎡当たりの更地の価格で、毎年3月に公表されます。
一般の土地取引の目安や、公共用地の取得価格算定の基準とされます。企業会計での資産の時価評価にも活用されます。

基準地価~都道府県が調査した土地の目安価格~

基準地価は、都道府県が選定した基準地(令和元年は2万1,540か所)の7月1日時点の1㎡当たりの更地の価格を調査したもので、毎年9月下旬に公表されます。
公示地価とともに、実勢価格に近似した地価として、土地価格の目安として利用されています。

 路線価~国税庁が調査した土地価格~

国税庁が、毎年、1月1日時点における主要路線(道路)に面した宅地等の1㎡当たりの評価額で、毎年7月に公表されます。
その年に発生した相続や贈与における宅地等の評価については、その年の1月1日時点における路線価が適用されます。
調査地点は約32万9,000地点に上り、売買実例価格、公示価格、不動産鑑定士等による鑑定評価額、精通者意見価格等をもとに国税局長が評定します。

 固定資産税評価額~市区町村が不動産ごとに評価額を算出~

固定資産税算定の基準とするため、市区町村が、公示地価や不動産鑑定評価額の7割を目途として算定します。
評価額は、3年に一度、評価替え(次回は令和3年)が行われます。

出典 TKC事務所通信

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